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そもそも耐風等級とはなに
木造住宅の性能をはかるための指標はいくつかありますが、その中には耐風等級と呼ばれるものがあります。
一般的には耐震等級のほうが広く知られているため、この指標を聞いてもピンと来ない人も多いかもしれません。
けれども、耐風等級も住宅の安全性を判断するために重要な等級の1つだと言えます。
基礎知識を持っておくことで、家づくりの際に戸惑うことがないようにしておきましょう。
耐風等級の等級別の強さ
耐風等級とは名前の通り、風圧力に対して住宅がどれほど抵抗できるかどうかを示しています。
これには1と2があり、2のほうが強いことも知っておくべきです。
それぞれの等級の具体的な意味として、耐風等級2は建築基準法に規定された性能の1.2倍以上の性能があることを示しており、1は規定と同等の性能を保持していることが示されています。
もっと詳しく見てみると、1は極めて稀に発生する暴風で構造躯体が倒壊・崩壊しないこと、稀に発生する暴風で構造躯体が損傷しないことと定められていることを知っておくと良いです。
50年に1度を想定した稀に発生するような暴風では損傷しないけれど、500年に1度を想定した極めて稀に起こる強い暴風では損傷の可能性があるものの倒壊と崩壊はしないというのが等級1が示す内容だと言えます。
この等級からは台風のような強い風による影響を受ける自然災害が発生したときに、住宅への影響がどれほどのものなのか知ることができるでしょう。
耐風等級の表示について
もしかすると、依頼したい住宅メーカーがカタログやサイトで示している指標にこれが含まれていなかったというケースもあるかもしれません。
実際のところ、耐震等級と比べるとこちらまで表示しているケースは少ないと言えます。
表示が義務づけられているものではないわけですから、必ずしも設定されているわけではないことを理解しておかなければならないです。
等級が明記されていなくても十分な強度を持つ木造住宅に仕上がる可能性もありますが、確実に高い品質であることを求めているのであれば高い耐風等級であることが分かっている住宅メーカーを利用したほうが良いと言えます。
聞きなれない言葉であれば難しそうに感じられるかもしれないですが、実際には台風などの際の影響を示すシンプルな指標です。
満足できるマイホーム建築を叶えたいと思っているのであれば、これに関する正しい知識を持ち、高い等級が実現できる住宅メーカーに依頼することを検討してみると良いでしょう。