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お役立ち情報
地震保険は、建物の免震や耐震性能に対する免震建築物・耐震等級・耐震診断・建築年などがあります。これらの割引が適用されると最大50%の割引が適用されることになりますし、長期契約一括払いを利用したときには最大7%の割引が適用されるためこれらを合わせると地震保険の保険料は最大53.5%が適用されることになります。
このような優遇を受けるときに覚えておきたいのが耐震等級で、これは建設住宅性能評価書や耐震性能評価書などの書類に記載が行われている等級を調べることで分かります。ちなみに、平成26年6月30日以前が保険始期になっている特約地震保険に適用される優遇率は、耐震等級が3等級では30%、2等級では20%で1等級は10%です。
コストを考えてもメリットが大きい
家を建てるもしくは大規模なリフォームを行うときに耐震性は非常に気になる部分ですが、家を建てるので最高レベルになる3等級にしたい、このように考える人も多いといえましょう。
耐震等級を3にするためにはかなりの費用がかかるイメージを持つ人も多いようですが、実際お金はかかるけれどもメリットの方が大きいのでそれを知ることで必要なお金をかけて等級を上げる人も少なくありません。
3等級を取得するために要する費用は、構造計算にかかるお金と第三者機関に対する申請コストなど、これらは合計すると40万円前後が相場です。
建築基準法相当とされる一般的な1等級と比較すると、3等級を目指す際には強度を上げるための建築コストが数十万円から数百万追加になることが多いのですが、3等級は家族を守ることはもちろん自分たちの財産を守る上で重要性が高いものなのでお金には変えることができない価値があるわけです。
資産価値が上がる
さらに、地震保険の割引が適用されることや売却するときなども、資産価値が高いなどのように評価されるため経済的なメリットおよび売却の際の後押しにも繋がるメリットを持ちます。なお、耐震等級を決めるためには構造計算と呼ぶ複雑な計算をプランごとに行う必要があるのですが、これは許容応力度計算と呼ばれるもので費用が発生する部分です。
建築することを前提にして、自社で構造計算を行うケースもあるようですが費用が20万円から40万円必要になるので稀なケースです。構造計算は、数百枚もの計算結果で成り立つものでとても複雑な内容などからも、このような計算を得意にしている専門の会社を通じて計算して貰う方法や高額なソフトウェアを使うなどのやり方が存在します。